街を歩くと良く見かける『台無しロゴ』。

建物や内装などのデザインは素敵なのに、その建築のコンセプトが全く反映されていないロゴの事を『台無しロゴ』と言っています。 例えば、院内のイメージは間接照明があり高級感ある落ち着いた印象でも、看板に付いているロゴが可愛らしく、何処か幼稚くさい。人はこのような違和感を心地よく感じません。

なぜ、そんな事になってしまうのか？答えは簡単。それは、設計デザインと、グラフィックデザインを棲み分けて考えているからです。 デザインと言う言葉はくせ者で、世の中には設計デザイン、グラフィックデザイン、WEBデザインなど、あらゆるデザインの分野があるのに、その全てを『デザイン』と、ひとくくりで捉えている人が多いからです。

『音楽』では、ピアノ、トランペット、シンバル、鼓笛などを演奏する人がいて、それを指揮する指揮者がいて始めて調和がとれた一体感のある音を奏でる事ができます。

それと同じく『医院』を作る場合も設計デザイナー、ロゴや看板などを作るグラフィックデザイナー、WEBを作るデザイナーなど、全体のコンセプトイメージを指揮する『ディレクター』と言う指揮者が必要なのです。

設計に入る段階からオープンまで、『ディレクター』にプロデュースさせる事で医院のイメージの調和を図り、一体感のある医院を作る事ができるので『台無しロゴ』が生まれる事がなくなります。