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集患や連携について

Stethoscope and laptop illustrating concept of digital security
医療で開業を考える際に一番重要なのは集患と連携です。
どのように患者に周知し、どれだけの医療関係機関と連携できるか、
これに尽きます。なぜなら、現代医療は大きな病院に集中する傾向があり、
集中している医療機関はできるだけ専門分野でできるところは
そこに任せたいと考えていますし、介護や障害関係であれば、
ケアマネージャーと連携して、地域の専門に振り分けながら、
連携していくことが経営的にも又周知という大事な
集患方法の1つにも役立つからです。

どれだけ良い機器に設備投資をしたとしても、
地域住民は既に今までの医療機関を基本に回っており、
そこと連携できなければ、周知ができないどころか、
ある程度の宣伝広告費を割いて宣伝しても思ったほど効果は上がりません。
病床稼働を維持していく為には、しっかりとした現状分析とそこからどのように
持っていくかという考えが大切になります。そこで大切なのは、
リーダーがリーダーシップを発揮し、組織体制を調えた上で、
現状分析に対する対策を立てて行く事です。

当然ながら、同時並行して地域の医療機関との情報の共有化を謀り、
実際に開業していく中で、このことを意識した上で、患者の納得感、
改善感などを調査し、構築することで、患者が自ら治療を継続していく
意志を固めていく方向へ持っていく必要があります。

当然ながら常に対策も講じなければなりません。既存の継続して通院あるいは
入院している患者へアプローチしたことが対策に繋がる場合は、数ヶ月、
数年先になる可能性があり、喫緊の課題としていつも対策を練っておかなければ、
在院日数の短縮化が進むDPCの環境下で病床稼働を維持していくのは困難になります。
治療質、効率性、患者の満足度が対策になるのはもちろんのこと、
自病院の売りは何か、連携すべき医療機関がどこが最適であるか、
その地域における役割はなにか等をしっかりと見据えて
常に対策することで、継続して開業することができるのです。

[DPCとは]
入院患者さんの病名や症状をもとに、手術や合併症の有無、処置の状況などに応じて、厚生労働省が定めた「診断群分類」ごとに決められた1日あたりの定額の医療費を基本として全体の医療費の計算を行なう方式です。

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