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2014.06.18
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京都に住んでいる方よりも他府県から来られる方の方が気付いておられるかもしれませんが、京都市の看板が他府県と違うって知ってましたか。テレビ番組などにもたまに取り上げられていたりするのでご存じの方もおられるかもしれませんが。
2007年に京都市屋外広告物条例が改正され、屋上看板や点滅式照明の使用を認めない上、看板の高さや面積まで細かく定められた。その他にも色使いも規制対象となり、企業のイメージ戦略と切り離せないコーポレートカラーの変更を余儀なくされる。これでは看板としての機能が果たせない。
しかし、これらの規制は景観を損ねるからという理由ではあるが、果たしてそれで景観がよくなるのか。その答えはNOだと思います。現在の四条烏丸から河原町を一度見てみて下さい。様々な形や色をしたビルが建ち並び、決して景観が良いとは言えないと思います。
そもそも京都は街づくりに失敗していると常日頃から考えている者からすれば、今さら何を言っているだとも思えるこの条例。しかしこのような条例をださないといけない事自体、恥ずべき事ではないのか。日本人一人ひとりの意識の低さがこのような自体を招いた事だとも思う。しかし、いくら反省しても100年前の京都はもう戻ってきません。
看板の仕事をしている者として、京都の景観をより良くし、看板としての機能を果たす看板を作れるように日々努力です。