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街の中を歩いていると、スターバックスのすぐ近くにまたスターバックスがあったり、セブンイレブンのすぐ近くにまたセブンイレブンがあったりして、なんでこんな近くに店を出すのだろうと疑問に思ったことありませんか。
スターバックスであれば、人が混雑しているからたくさんスターバックスがある方が必然的に人が分散されてゆっくりと出来るし、コンビニもできるだけ近くにある方が助かります。しかしこれは、顧客を奪い合っているだけで、いったい店側に何のメリットがあるのだろうか。
これは地域ドミナントという戦略で、ある限られた地域内に集中的に複数の店舗を出店して競合が入ってくる隙間を無くし、地域の顧客や需要を総取りするビジネスモデルです。
本来、店舗はある程度距離を置いて出店した方が店舗商圏が広がり中間に存在する顧客の取り込みも可能となるため効率が良いのですが、このビジネスモデルでは地域を限定してわざと店舗を密に配置します。
密に出店することにより、店舗効率は落ち、共食いが生じますが、競合が入れないので地域の顧客は総取りでき、配送や広告費なども効率化ができます。そして地域の人たちは同じ地域で自社の店舗を何度も見ることになりますので、無意識に脳裏に焼き付けられるのです。
その他にも、待ち時間の減少や店舗内をゆったりと使えたりして、顧客満足度があがりそれが更に顧客の確実な来店に促すことになります。また、ゆったりとできるということは、顧客の滞在時間を延ばす事になりますので、購買につながります。
少し前に鳥取に初めてスターバックスが出店するというニュースがありましたが、それはこのような戦略で今まで鳥取にはスターバックスがなかったということです。今後は「鳥取にスタバはなくてもスナバ(砂場)ある 」というようなキャッチコピーは使えなくなるでしょう。